今年は、江差町へは何度も行っているのですが、まだ行っていなかったのがメジャーな観光スポットである横山家。
この日、とうとう行くことができました。
横山家は、加賀の国(石川県)から江差に渡り1786年から200年以上続く旧家。
現在の建物は160年くらいからある家屋で、いまも8代目が住んでいるそうです。

立派な門構えです。

入り口から玄関までの庭が、古き良き和のいい雰囲気を出しています。
北海道の指定文化財である横山家の建物は、館内の見学だけでなく飲食するスペースもあります。
そして、メニューは、なんと一つ。
「にしんそば」(900円)のみ。
この潔さ、いいじゃないですか!
食事を待っている間、室内を見学。

なんと、山岡鉄舟の書が飾ってありました!!!
これは凄い!
幕末・明治維新の歴史が好きなので、これには感激です。

にしんそばがやってきました。
汁の色は濃いめでニシンの上に海苔がかかってます。
汁には、ニシンのダシがしみ出して美味しいです。
ニシンの甘露煮は、ほどよい味付けで甘すぎず、身はホロホロです。
麺は、中太で喉越しが良く、歯切れの良いものでした。
ゆずの風味の効いた七味や山椒が備え付けてあり、最後まで美味しく頂きました!
紅葉が終わり寒さが厳しくなった秋の日に、横山家で食べた暖かいニシン蕎麦、心と体に染み入りました。
横山家の記事は、その2へ続く。